配向膜印刷用フレキソ版
-コーナー部・
エッジ部改善技術
コーナー部印刷精度改善技術
印刷を行った際、パターンコーナー部分とパターン中央付近ではインクの広がり方が異なります。
一般的にコーナー部分はインクが広がりにくいので、必要な個所にインクが塗布されない(インク未着)が発生し易くなります。
コムラテックでは、パターンコーナー部分の印刷仕上がり精度を高めるため、あらかじめコーナー形状を調整するような設計が可能です。
形状についてはご要望によって調整可能です。
通 常 版 | 弓なり形状版(角だし版) | |
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パターン 形状 |
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印刷結果 |
特殊コーナー形状の一例
インク特性、版の特性などから最適なコーナー形状を選択していただけます。
- R 形 状
- コーナーカット形状
- 弓なり版 コーナー形状
- 特殊弓なり形状
エッジ改善技術(配向膜印刷時)
MZ(Marginal Zone)処理技術
エッジ部はインクのかすれや液だまりが発生し易く、膜厚や直線性の制御が難しい領域です。
特に近年の液晶パネルは、高精細化・狭額縁化が進んでおり、エッジ部についても高い精度を求められます。
コムラテックではパターン端面に特殊加工(Marginal Zone=MZ)処理を施すことにより、エッジ部の制御を行うことが可能です。
社内評価結果及び、お客様での採用実績から、目的に合わせたMZ処理を提案することが可能です。
エッジ処理なしの場合
- (エッジ)印刷結果
エッジの膜厚制御に有効なMZ
(Marginal Zone)処理
- (エッジ)印刷結果
網点の大きさやpitch(線数)を変化させることにより、パターン端面のインク保持量を調整し、膜厚を制御することができます。
エッジの直線性制御に有効なMZ
(Marginal Zone)処理
- (エッジ)印刷結果
網点の角度や縁取り(ベタ=網無し)を入れることで、インクの流れを変え、直線性を向上させることができます。