当社の優位性
創業60年、超音波ハンダ付け技術のリーディングカンパニー
超音波ハンダ付け法は、1936年にドイツで発明されました。
フラックスレスでハンダ付けができるという点が注目を浴び、それ以降、様々な改良がなされてきました。
ガラスへの接合は困難とされていましたが、株式会社旭硝子が1970年に世界で初めて、ガラスへ接合できる特殊ハンダの開発に成功。
特殊な組成のハンダに超音波を印加することで、それまで不可能とされていたガラスと金属のハンダ付けを可能にしました。
この特殊ハンダは「セラソルザ」という商品名で、世界中の先端技術製品で幅広く使用され、今日ではガラス以外の様々な難ハンダ材料にその技術が応用されています。
株式会社旭硝子は「セラソルザ」の開発以降、その効果を最大限に引き出すため、超音波ハンダ付け装置「サンボンダ」の開発に着手し、成功を収めました。
特殊ハンダ「セラソルザ」と、超音波ハンダ付け装置「サンボンダ」が起こした技術革命は、お客様が抱える様々な接合の課題を解決して参りました。
当社の親会社であった黒田電気株式会社の開発部門は、「セラソルザ」と「サンボンダ」を開発した株式会社旭硝子から委託を受け、1980年に超音波ハンダ付け自動化装置の開発に着手し、様々なアプリケーションへの超音波ハンダ付けの応用を実現させました。
本部門は、2000年に黒田電気株式会社から独立。株式会社コムラテック(以下、当社)としての歴史が始まりました。
同時に、当社は特殊ハンダ事業を株式会社旭硝子から継承し、創業60年の歴史を持つ、超音波ハンダ付け技術のリーディングカンパニーの誕生となりました。
特殊ハンダ事業は、2024年4月に黒田テクノ株式会社を吸収合併した株式会社コムラテックが事業を継承して参ります。
当社は世界で唯一、超音波ハンダ付けの「材料」「装置」「設備」「プロセス」を有している企業です
材料
セラソルザ
装置
サンボンダ
設備
自動ハンダ直接線引き装置
プロセス
塗布動作
超音波ハンダ付けの歴史
1936年 | ドイツで超音波はんだ付けの発明 |
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1970年 | 旭硝子が世界初、ガラスへ接合できる特殊ハンダ「セラソルザ」を開発 |
1980年 | 黒田電気㈱が旭硝子と共同で超音波ハンダ付け装置の開発 |
1985年 | 実装学会 最優秀賞受賞・ハンダバンプ技術の確立(東芝との共同開発) |
1988年 | 超音波ハンダ付装置 サンボンダUSM-Ⅳ販売開始 |
1990年 | 超音波点付け工法により太陽電池電極配線装置開発 |
2000年 | 黒田電気㈱開発部門が独立して、株式会社コムラテック発足 旭硝子の「セラソルザ」事業を引き継ぐ |
2001年 | 「セラソルザ・エコ」(鉛フリーハンダ)開発 |
2010年 | 超音波ハンダ線引き工法による太陽電池電極配線装置開発 |
2011年 | 超音波ハンダ付装置 サンボンダUSM-560販売開始 |
2012年 | 超音波ハンダ付装置 サンボンダUSM-540、USM-528販売開始 |
2024年 | 黒田テクノ株式会社を吸収合併した株式会社コムラテックが特殊ハンダ事業を継承 |