コムラテックはL/S=10/30μmの高精細フレキソ版を開発しました。
1cm角内に数万個という網点を極めて精密に加工する高精度網点技術。そこから生まれる高精度な配向膜印刷版は、いまや世界100社と取引されトップシェアを誇ります。その上に50,800ppiを超える超高解像度マスク描画装置を導入し、更なる超高精度印刷版の製造が可能となりました。迅速な出荷・供給を実現する生産力がグローバルな市場で高く評価されています。
フレキソ印刷とは
フレキソ印刷(Flexographic Printing)とは、ゴムや樹脂などの柔らかい材質の印刷用版に液状の印刷インキを載せて被印刷物に転写して印刷する方式です。凸状の印刷版を用いるのが主流で、印圧が軽く均一なインキ転写を特徴としています。一般的には紙・プラスチックフィルムのパッケージ印刷が主流ですが、今日ではその用途が広範囲に広がっています。その広がりの中で、コムラテックでは創業当初より特殊印刷用途に特化し、液晶配向膜印刷用の特殊な表面構造を持つフレキソ印刷版の開発に成功しました。この特殊版は「コムラ版」と呼ばれ、液晶業界発展の一翼を担っております。

コムラウルトラファイン
私たちを取り巻く社会環境の中で、液晶ディスプレイは欠くことの出来ない表示装置となりました。大画面化・薄型化・高精細化など液晶技術の大きな進化に伴い、配向膜印刷版においてもお客様の求める品質レベルは日々高まっております。その高い要求レベルに答えるべくコムラテックでは版の材質や製版工法・表面構造などを最適化し、高精細網点製版技術を確立しています。また、その要素技術を元に今後の発展が見込まれるプリンテッド・エレクトロニクス分野へ対応する超高精細フレキソ版「コムラウルトラファイン」を提供してまいります。
配向膜印刷版
配向膜とは、液晶パネルを構成する特に重要な層の一部で液晶分子を一定方向に配列させるための膜です。一般的にポリイミドをいろいろな方法でコーティングして使用します。フレキソ印刷法でコムラテックの版を用いると、広い範囲に薄く均一なコーティング(印刷)が可能なため、世界の液晶パネル工場で使用され、コムラテックがシェア世界一を誇っております。
